「占いを仕事にしたい」とか、
「スピリチュアルで起業したい」という
相談を受けることがあります。
その場合まず確認するのは、
「何かしらのノウハウを持っているのか?」
持っていなければ「まずそこから学びましょう」となりますが、
多くの場合は何かしらのスキルを持っていることが多いです。
すると次のステップとして「集客」を考える方向になりますが、
「その前に大切なことがある」と、おじいは言います。
私がスピリチュアルカウンセラーとして
仕事をスタートしたときに言われたことです。
それは「スピリチュアルとの向き合い方」の基本でもありそうです。
スピリチュアルで失敗しないために大切なことは、
スピリチュアルに「頼る」のではなく、
「活用する」という視点がもてるかどうかだ。
と天国おじいは言います。
たとえば占いで「1年後にステキな人と出会えますよ」と言われ、
「じゃあ大丈夫だ」と安心してはいけないわけで、
「出会えるためにどうしたらいいのか?」と考えなければいけない。
「1年後にステキな人と出会える」のは可能性に過ぎないので、
「そのためにどうしたらいいのでしょうか?」と、
自分が準備しておくべき情報もしっかりと訊く必要がある。
必ずしも「可能性=現実化」ではないから
「可能性」を「現実化」するために必要なことの方が大切だよ。
逆にアドバイスをする側にとって大切になるのは、
「そのためにどうしたらいいのか?」という問いへの、
何かしらの「解」を与えないといけないということ。
それがアドバイザーとしての「質」と「人気」を決める。
可能性という「点」を、
現実化という「点」につなげるための「線」を伝えること。
もちろん「線」の内容は「絶対」である必要はない。
各人の専門性で変わるからね。
問題は、その専門性の範囲はどこまでか?ということ。
仮にもし「どうしたらいいのか?」が分からないとしたら、
「そこまでは扱っていません」としっかり提示する必要があるし、
それを提示することは「仕事」として正しいことなんだ。
「できること」だけじゃなく、
「受けることが出来ないこと」も明確にすることは大切で、
できないことは「できない」と言えるのがプロだよね。
ということで、スピリチュアルを仕事にしたいなら、
「何ができるか?」と併せて「何ができないか」をしっかり把握し、
それを提示することがとても大切なんだ。
スピリチュアル自体は万能ではないからね。
占いとかスピリチュアル系の仕事って、
結局は「情報系の仕事」であり、
情報である以上は「扱えることの限界」もある。
不思議なことなのだが、
この手の仕事の信頼は「万能」を見せることではなく、
「できること」と「できないこと」を、
明確にすることにかかっているんだ。
ここを押さえておかないと集客ができなくなるよ。