「おもてなし」という言葉があります。これまで製造業で外貨を獲得してきた日本が、「今後は観光だ」と主軸を移して数年になりますが、「おもてなし」は誰もが、誰に対してもできる意識です。そこで今回は、「おもてなし」の技術論ではなく、意識論を紹介します。つまりは「スピリチュアル的おもてなしとはナニ?」ということですが、おじいはこう言います。おもてなしとは「真心を込める」ということだから、「気持ち」が決め手になるということだよね。でも、ややもすると「もてなす側」の話しに終始することが多くなる。問題は「もてなされる側」が評価するってことだ。どんなにこっちが「おもてなしの精神」で取り組んでも、相手がそう思わなければ発展しない。じゃあ、もてなされる側にとっての「おもてなし満足ポイント」は何か?それは「安心感を感じるかどうか?」だ。なぜなら、これは人間が本能的にも魂的にも求めていることだから。どうしようか?と迷ったら、安心感を感じてもらうには?と考えるといい。人間は喜怒哀楽と感情を持っているが、そのパワーレベル(バッファ)は均一ではなく各々で違う。
大切なのは、喜怒哀楽を機能させている「根底の感情」は何か?…それは、「恐怖」なんだよ。人間(という動物)と魂が進化してきたプロセスでこうなったのであり、初めからこういうバランスだったわけはないが、少なくとも現在の魂はこのパワーバランスに則っている。だから【恐怖を払拭してあげれば良い】んだよね。これはすべての人間関係にも言えるし、「あなたから安心感を感じるかどうか?」が、人間関係の引き寄せと良好さを決めるんだ。