おじいはよく、
「この人生に後悔を残さない」ことの大切さを言います。
なぜなら人は、
「死ぬ瞬間の心持ちで来世が決まるから」だそうです。
どういうことでしょうか?
まず分かって欲しいことは、
生まれ変わるかどうか?
生まれ変わるとして、
その人生で「どんな人生をおくるか?」は自由に決められる。
でも、その人生でのテーマは
「今の人生」への満足感と不満足感の比率で決まるんだ。
たとえば、やりたいことがあって、
でも出来なくて後悔の念があったとしようか。
そうすると、誰でも迎える「死」の瞬間は「後悔」を感じるから、
「それをもう一度チャレンジしよう」と思う。
昔の金言で「死んだ日は、生まれた日に勝る」というコトバがあるが、
それだけ「死」というのは大きなイベントになる。
まさに「集大成」なんだよね。
でも、死の瞬間に「この人生に悔いなし」と思えば、
新しい可能性を来世で広げることができる。
その究極が「成仏」なのだが、成仏というのは
「この人生に悔いなし」を繰り返すことで意識も感情もクリアになり、
その後はこっち(意識世界)から人間をサポートする側にまわり、
これは時空を超えた「貢献」になる。
この「貢献」を実行できる意識になるのが
「成仏」であり「解脱」なんだ。
だから、どんな人生を生きてもイイし、どんなことをしてもイイ。
だけど、とにかく「後悔」だけはしてほしくない。
でもね(不思議なことに)なんであれ
「また生まれ変わりたい」と思うんだよね。
なぜなら、
ダイレクトな「人」対「人」との貢献に「無情の喜び」を感じ、
それだけ「ご縁」ってステキなことだから。
こっちはすべてが1つ(ワンネス)であるからこそ、
ご縁や出逢いの「感動」がないんだ。
好きな人や愛する人と手をつなぐ感動は
現実世界だけで体験できることだし、
その感動や信頼が「人生の醍醐味」になる。
「共感」や「助け合い」こそが人生を豊かにするんだ。
それを大事にすると、来世も豊かになる。
だからこそ「共感」や「助け合い」を大切にしてほしいな。
そこを意識すれば「後悔しない」から。