運勢の捉え方

今回は運勢について解説します。

たとえば、○月○日は、吉。○月○日は、凶、という運勢が出たとします。
もしくは、運勢の波が ↓ このような結果になったとします。


では、吉凶や運勢の高低に対して、どのような捉え方をするのが良いのでしょうか?

なかには、厳密にこれらの結果を重視して、それを守るケースもあると思いますし、
それは個人の自由なので、良い・悪いを言うつもりはありません。

※オレンジの字はおじいの教えです。


「でもな、それで自分の言動を束縛してはイケナイ

一番良くないのは、吉凶や波の高低で気持ちが左右されてしまうこと。
仮に、「ちゃんと守ろう・意識しよう」と思ったとしても、現実的に考えて、それに添えないことだってある。

西の方角が凶だからといって、仕事で西に行かないといけないことだってあるだろうし、
西の方角に行って成約を取るなり、成果を出すなりと結果を出さないといけないことだってある。

もし、「あぁ、西が凶だからな…」ってネガティブに思ったら、気持ち的によろしくはないよね。
じゃあ、どうしたらいいのか?

まず、吉や凶という結果が出たら、一度、波に置き換えること。吉は波が高い、凶は波が低い、とね。

そうなると、波が高い・低いをどう捉えたらいいのか?という一点だけを考えればいいとなるわけだ。

そこで4つ状態に別れることが分かるだろう。
① 高い状態 ② 高から低へ移行する(下降する)状態 ③ 低い状態 ④ 低から高へ移行する(上昇する)状態

これを踏まえたうえで必要なのは、「高いが良い・低いが悪い」とか
「高いとイイことが起こる・低いと悪いことが起こる」という良し・悪しの判断基準を忘れること。

それよりも、4つの各々の状態にあるときに
「何を意識したらいいのか?」という視点で捉えた方が価値が出しやすい。


そこで、こう捉えること。
①の場合は、積極的に行動する時期。
②の場合は、自省する時期。
③の場合は、養生する時期。
④の場合は、次のパフォーマンスのためにしっかり準備する時期。

こう捉えると何が良いのか?というと、すべてが連続しており、次につながるってこと。
人生も、時間も、命も、すべてが連続しており発展していく。エネルギーは流れるものだから。

が、良し・悪しで判断すると、流れているエネルギーを自らで断続してしまうわけだ。

それは、アクセルを踏んではブレーキを踏み、またアクセルを踏んではブレーキを踏むのと同じで、
心地良くないんだよね。生き辛い。

運勢とは、エネルギーの波(波動)だから、波である以上は高低はあるものであって、
それでバランスを取っているし、だから生きていられるわけだし。

森羅万象は、悪いようにはなっていないから。勝手に自分で良し・悪しを決めたら、もったいないしね。