一般的なスピリチュアル観点では、
輪廻転生する理由が「カルマ解消のため」となっています。
おじいも「確かにそうなのだけど」と認めてはいるものの、
その視点が大変興味深いので紹介します。
まず知っておいて欲しいのは、
魂が生まれ変わる理由として
「カルマ解消」が要因なのは確かにそうなのだが、
そればかりが理由ではなくて、
自分の可能性を広げて、その恩恵を「自分」が
享受することが(生まれ変わる)最大の理由だということ。
そもそもカルマとは、
「(前世で)やったことのしっぺ返しを体験すること」ではなく、
(前世であれ今世であれ)ネガティブ感情で他人に迷惑をかけた、
その感情が還ってくることなんだ。
もしカルマが「やったことのしっぺ返しを体験すること」だとしたら、
そんな理由だけで生まれ変わるなんて夢も希望もないよね。
大自然が豊かに実る循環をしているのに、
その大自然のもとで生まれ・生きる人間が、
しっぺ返しを体験するために生まれるなんて、
冷静に考えたら「有り得ないこと」なんだよ。
子どもを観てごらん。
子どもは大人よりも何倍もよく笑うと言うが、
それは「嬉しいから」なんだ。
お母さんやお父さんと一緒に居れることが嬉しいのもあるが、
「生きていること」が嬉しいからニコニコするんだよ。
もし生まれ変わることが、
「やったことのしっぺ返しを体験すること」だとしたら、
子どもの頃に自分の人生や可能性に夢を感じることなんて、ないから。
だから、生まれたからには、
自分の人生を楽しまないと意味がないし、そうあるべきだ。
子どもが無邪気で素直なのは、「邪気」が無いからで、
「邪気がない(無邪気)」とは「自分を疑っていないということ」。
そして、自分を疑い始めるキッカケのほとんどは
他人との比較でもある。
自分の人生なのだから、他人と比較しても意味がない。
ちなみに(たとえ前世から受け継いだカルマがあるとしても)
カルマを解消する方法は簡単で、
それは、ネガティブ感情のスイッチが入るポイント(地雷)を自ら知って、
地雷を踏みつけられても「気にしない」って流せばカルマは解消できる。
分かりやすく言えば「大きな気概で居る」ということ。
これだったら、誰でもできると思うよ。
気持ちの持ち方のことだから。
それが本当の「ポジティブマインド」ってものだと思う。