以前の記事で、
霊能力があったり、見えないものが見えることが得なのかどうか?
ということについて紹介しました。
おじいの解説では、霊能力の有無は遺伝的な要因が大きいことと、
成功や理想の現実化にはほとんど効果がないとのことでした。
たしかに、拙著『天国おじい』に登場する占い師の大城さんは、
不動産業で成功されましたが「スピ的な能力のおかげではない」と、
ハッキリ言っていました。
ほかには(弊書には登場しませんでしたが)、
外資系の大手金融会社の社長夫人が日本人で、
ご夫婦でよくホテルに泊まってくださり、
その奥様がいわゆる「霊能者」でいろいろな話を聞きましたが、
同じく「(普段は)能力は意識しない・活用しない(シャットアウトする)」とのこと。
一方「五感や直感力を鍛えると人生が良くなる」といったことを聞くかもしれません。
とは言え、第六感的な感覚を鍛えると、
良くない霊の影響や憑依が起こりやすいという反比例・反作用への懸念もあったり、
五感や直感力を鍛えること自体本当に必要なのだろうか?という疑問も出てきます。
どうなのでしょうか?
まず、霊能能力や第六感的感性を持っていながら、
良くないエネルギーの影響を自動的に受けないでいられることは「ない」。
そもそも霊能力などスピ系の能力を持たない人が圧倒的に多いということは、
前に言ったように「成功とは関係ないから」という現実的理由とともに、
持っていると色々面倒なんだよね。
1つは余計な情報をイチイチ見えてしまう・感じてしまうことで
本質からブレやすくなるし、ネガティブな霊的影響は(やっぱり)あるから。
そこで、もし「これから持ちたいな」「鍛えたいな」と思うなら、
それは個人の自由だけど、その目的が何か?が重要だと思う。
なぜそうしたいのか?
それでどうしたいのか?
それでどうなりたいのか?
ここに明確な回答が出せなければ必要ないかもしれない。
もし鍛えて開けたり霊能力が身についたとしても、
それ自体が何かを生み出すわけではないし、成功に導くわけでもないし。
仮に霊能者で儲かっているケースがあるとしたら、霊能力のおかげではなく、
そのツールを看板にしてビジネスライクに運営しているからで…
儲けるのは段取りと組織とやり方の問題であり、
そっちで言うところの「マーケティング戦略」とか「経営論」次第になる。
ということで、(霊的能力を)持っていても、持っていなくても、
これから持つとしても「よくない影響への【防御法】を知っているかどうか?」がキーになる。
実は、これは霊的能力を持っている人だけではなく、
持っていない人誰にでも同じく必要なことでもあって、
霊能力の有無で、防御法を知っていた方がいい人・知らなくてもいい人
という違いはないとも思っている。
なぜなら、ネガティブなエネルギーの影響であったとしても、
その本質は「(良い悪いは関係なく)エネルギー作用」の話だし、
誰でもエネルギーの影響を受けるし(受けているし)。
じゃあ、どうしたらいいのだろうか?
これまでで分かったと思うが、
エネルギー作用は森羅万象の原理だから「(勝手に)起こってしまう」もの。
「良いエネルギーの影響を受けたい・悪いエネルギーの影響は受けたくない」
そんな【思考的選択・選別は効かない・できない】んだ。
ということは、エネルギーの影響(連動)は、
「何が要因で勝手に起こるのか?」が本質的ポイントになり、
それは【当人の感情的傾向で決まる】。
どんなに思考がポジティブなことを考えていても
ネガティブな感情を常に抱えているとしたら
ネガティブなエネルギーとの連動(憑依・影響)が勝手に起こるし、
逆に思考ではあれこれ心配したりしてても感情がフラットだったり、
ポジティブな状態をキープできるならば悪い連動は起こらない。
肝試しをして憑依を受けるというのは、
本気(感情レベル)で怖がっているからだしね。
わしが思うのは(批判ではないが)、
霊能者やその手の能力を持っている人に限って
ネガティブな霊的影響を受けやすいのは、
感情的になりやすいタイプが多いからだと思っている。
つまり【感情の具合いでエネルギーの影響が決まる】ということで、
感情のバランスを図る自分なりの術やコツを習得できているかどうか?ということになる。
「エネルギー的に何かオカシイぞ」と思った時の簡単な防御法は、深呼吸をすること。
深呼吸するとフラットなエネルギーバリアが張れるのと、
エネルギーが吐かれるから、何かあったら深呼吸をするのがイイし、
ネガティブ思考の人と一緒にいる場合にも使える。
あとは、人混みの中を15〜20分くらいただ歩くのもイイよ。
もちろん深呼吸しながらね。
ちなみに「ネガティブ思考」というのは思考がネガティブなのではなく、
常日頃抱えている感情がネガティブで身体と神経系がクセを持ったからで、
思考ありきではなく感情に起因している。