自己啓発や成功哲学では
「お金へのブロックを外さないかぎり、
お金は入ってこない」という考えがあります。

ホテルで働いていた当時の私は「確かにそうだ！」と、
ブロック外しを模索していたのですが、

弊書「天国おじい」には登場しなかったある億万長者に
「どうしたらお金のブロックが外せますか？」と聞いた時、
「ん？ 何それ？」と言われて恥ずかしい思いをしたことがあります。

その億万長者に対して私が知っていたレベルで
「お金のブロックを外すこと」を説明したところ、

キョトンとした顔で「ん？よく分からないけど…」
「その、お金のブロックとお金が入るかどうかは関係ないと思うよ…」と。

「何を言ってるかさっぱり分からない！」という顔で言われて、
さらに恥ずかしくなりました。

それに関連しておじいはこう言いました。

お金が欲しいと思いながら、
「お金は悪だ」「お金は多くもつべきではない」
「お金があるとイイことがない」

といった潜在的な固定観念が影響を与えると言っても、
お金ってそんなことを考えて行き先を決めるのかな？？？

もし、それがお金を受けとる側の話しだとして、
働いたらお給料なりバイト料などを貰っているわけで、

それすら「私は受け取れません…」って言うならまだ分かるけど、
貰っている時点で「お金へのブロック」なんて関係ないんだよね。

強いて言えば、
「値付け」をするときには影響するかもしれない。

たとえばコストが１万円近くかかるのに、
１万円を超える値付けにためらいがあるとしたら、
それは改善しないといけない。

が、それはお金へのブロックが原因ではなく、
商売のあり方を知らないだけだから、
考え方を改善すればいいわけだ。

結論としては、お金のブロックを外さないかぎり
お金は入ってこないという「思考回路のブロックを外すこと」
それが先決じゃないかな？

だってお金ってツールでしょ？
ブロックなんて関係ないから。

お金が流れるか否かは、
①お金が流れるために必要なことをやっているか？
②お金の入口と出口（使い方）は正しいか？
そこを意識して取り組めば問題ないよ。

お金のブロックが気になっていたとしたら
「そんなの関係ない」と割り切ってみると運も良くなるよ。